
キャバクラやホステス、スナックなど水商売と呼ばれる世界にはマナーはもちろんですが
あまり直接教えてはもらえない暗黙の了解があります。
これは経験を積んでいけば覚えていくものですが早めに覚えておいて損はありません。
いくら知らなかったといえど暗黙の了解を破ってしまうと何かしらの被害にあいかねません。
今回はそんな水商売の世界のマナーや暗黙の了解について深掘りしていきたいと思います。
食事のマナーはこちらをご覧ください♪
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目次
キャバ嬢のテーブルマナー

仕事のできるキャバ嬢は基本をしっかりこなします。
接客の一番の基本はテーブル周りをいかに綺麗に保ちながら接客できるかです。
いくら顔が可愛くても気配りができないキャバ嬢は指名も中々伸びません。
おしぼり
おしぼりを渡すタイミングは様々ですが渡し方一つで印象が全く違ってくるので気を付けましょう。
お客様がご来店した際におしぼりを渡す
お客様の席に向かう前にボーイさんからおしぼりを渡されたら「お客様に渡して」という意味なので
そのまま席に向かい丸めてあるおしぼりを広げて渡しましょう。
お店によってはボーイさんがドリンクを聞くついでにおしぼりを渡す場所もあるのでその場合は
指示を待ち、そのまま席に向かいましょう。
お客様が使い終わったおしぼりはたたんで定位置に置く
お客様が使い終わったおしぼりは綺麗にたたんで置いておくのがマナーです。
たたむ際に三角形に折るのをよく目にしますがこれは見栄えがいいからという理由なので特に決まりはありません。
たたみ方がバラバラになってしまうとテーブルの見栄えが良くないので基本的には先に席についている方の折り方に合わせましょう♪
間違ってもテーブルにぐちゃぐちゃのおしぼりは置かないように気を付けましょう!
グラスの水滴はこまめに拭く
お客様がドリンクを飲む際、グラスの水滴が垂れてテーブルに滴る、服に垂れてしまうなどは状況は
あまり好ましくありません。
話をしながらでも常にグラスの状況を把握しておきましょう。
また、席に着く時など一度お客様のグラスを一通り見ておくとテーブルの状況を把握しやすい上に気の利く女性をアピールできるのでおすすめです♪
ここでおしぼりで拭くのではなく自前のハンカチで拭いてあげるとさらに好印象を与えることが出来ます!
こまめにグラスを拭く行為はテーブル全体の状況を把握するための行為でもあるので積極的にグラスを拭いていきましょう!
お客様がお手洗いに向かったら新しいおしぼりを用意する
ボーイさんに言えば新しいおしぼりを持ってきてくれますが忙しいときはボーイさんもバタバタしているので極力自分で取りに行きましょう。
もちろん渡すときは一言添えて笑顔で渡してあげましょう♫
タバコ

お客様がタバコに手を伸ばしたら火をつける
お客様がタバコに手を伸ばしたら自分の持っているライターで火をつけましょう。
ここで注意ですが火をつける際お客様の目の前で火をつけるのではなく手元で火をつける所をお客様に見えないように隠し、そのまま手を添えてお客様の口元へもっていきましょう。
お客様の口元でつけてしまうと火が大きかった時お客様にやけどを負わせてしまう可能性があります。
またジッポライターやターボライターなどは火加減の調節がしずらいのと危ないという理由で使えないお店もあるので避けましょう。
灰皿は1~2本溜まったら取り換える
どこのお店でも共通ですが基本的に吸い殻が2本溜まったら灰皿を交換しましょう。
交換する際は灰が飛び散らないように新しい灰皿を上に重ねてから手元に持ってきます。
お客様によっては灰皿をこまめに変えなくていいというお客様もいます。
灰皿を変えられて怒るお客様はいないと思うのでこの場合はお客様がお手洗いに立った時や席を外した時に変えておくといいでしょう♫
タバコを吸いたいときはお客様に確認を取る
自分がタバコを吸いたくなった場合はお客様が吸っていたとしても必ずお客様に確認を取りましょう。
断られることはあまりないとは思いますが女性が
タバコを吸うのが嫌いなお客様も少なからずいます。
また自分の指名の席以外ではタバコを吸ってはいけないというルールがあるお店もあるので
何も言わずに勝手に吸い出してしまうのはご法度となります。
お酒

基本的にお客様のドリンクはテーブルにあるボトルでキャバ嬢が作ります。
カクテルなどの場合はボーイさんに伝えればキッチンで作って持ってきてくれます。
お酒の基本的な作り方
①グラスのふちを越えない程度に氷(アイス)を入れる
②マドラーで氷を回してグラスを冷やす
③お酒→割物 順で入れる
④マドラーで底の方から混ぜ、グラス全体を拭いてからお客様のコースターに置く
ここで暗黙の了解の登場です。
マドラーで混ぜる際、時計回りで混ぜないようにしましょう。
水商売の世界では「時計回り=時間が進む=早く時間がたってほしい」という意味を持っているためです。
時計回りではなく反時計回りに混ぜるのが吉ですね♫
乾杯は両手で!グラスはお客様より下の位置に!
当たり前ですがお客様からドリンクを頂いたら「いただきます」と一言添えてから乾杯して飲みましょう。
乾杯をする際に、グラスは両手で持ち、必ずお客様のグラスより自分のグラスの飲み口が下の位置になるようにして乾杯します。
これはグラスの位置が身分の位置を表しています。
ボトルのラベルはお客様に向ける
お酒を造り終わった後やテーブルを確認する際必ずお酒のラベルがお客様に向くように置きましょう。
お客様自身が入れたお酒を覚えてもらうためと
お客様から見た時テーブルの見栄えが良くなります。
ボトルセットはテーブルの角側の自分の近くに配置する
ボトルセットが自分から遠い場所にあるとお酒を作るたびに席を立ったり手を伸ばさないといけません。
これでは見栄えもよくありませんしグラスを倒してしまうなどトラブルがおきかねませんよね。
この場合は自分の座る席を把握しておき席に着いたらすぐに自分の近くに寄せましょう。
暗黙の了解でドリンクは下の子が作るというものがあります。
しかし最近ではボトルセットの近くに座っている子がドリンクを作るというルールも見受けられます。
先輩がボトルセットの前に座っている場合は
席をずれてもらい率先してドリンクを作るのもいいでしょう♫
要は臨機応変にです!
お客様がドリンクを飲み切る前に作る
ドリンクを再度作る、または注文するタイミングはお客様がドリンクを飲み切ってしまう前です。
「同じものでよろしいですか?」と一言声をかけましょう。
グラスの底から指2~3本ほど残っている状態で聞くのがちょうどいいでしょう♫
同じのでと言われたらそのままグラスを受け取り新しいドリンクを作ります。
お客様によっては「全部飲み切ってからでいいよ」や「飲みきりで」というお客様もいるのでその場合はお客様が飲み切ってからグラスを受け取り新しいドリンクを作りましょう。
覚えることが多いですがテーブルのの上は常にきれいに保つことを心がけましょう♪
ヘルプにつく時のルール

キャバクラでヘルプにつく時はルールがあります。
まずヘルプとはすでに指名が決まっているお客様の席に助っ人として席に着くことを指します。
ヘルプのルールを破ってしまうとお客様の取り合いに発展してしまったりお店のキャバ嬢と仲が悪くなってしまったりと働きづらい環境になってしまうので最低限のマナーは守ってヘルプにつきましょう!
挨拶をきちんとする
まず先にヘルプについてもらう側(お客様から指名をいただいている側)からです。
ヘルプについてもらう側の場合は「○○さんです。よろしくねっ!」とお客様に紹介し、ヘルプの子には「○○さん(お客様の名前)です。」など席での会話に入りやすくなるように紹介しておくとスムーズになります。
またヘルプについてれる子に何かを頼む際「お願いします。」や「ありがとうございます」などしっかりと伝えることを忘れないよにしましょう。
それだけでもお客様に感じよく受け取ってもらえます。
過剰なスキンシップは避ける
お客様から指名を貰っているキャバ嬢からヘルプが指名を奪う行為は確実にキャバ嬢同士でもめるので絶対にしてはいけない行為の一つです。
もしヘルプがお客様と過剰なスキンシップをしたことによりお客様がヘルプの子に指名替えしたいと言ったらお店のスタッフや他のキャストから怒られることになるでしょう。
場合によってはこちらが悪くなくても指名を貰っていたキャバ嬢が怒ってしまう可能性もあります。
コロコロ指名替えをするお客様もいるのでヘルプで席に着く際はお客様と一定の距離を保ちつつ楽しませましょう。
お客様が酔っていてお客様からベタベタされてしまうこともありますがその場合は「○○さんに怒られてちゃいますよー!」など出来る限り抵抗するのが賢明です。
それでもダメな場合はボーイさんに事情を説明して着く席を変えてもらうのも一つの手段です。
自分の名刺は渡さない
席に着いたときに名刺を渡すのが基本ですがヘルプとなると違います。
指名がいるお客様に名刺を渡すという事はそのお客様に
自分を売り込んでいる=指名を奪おうとしている
という意味になってしまうので指名を貰っているキャバ嬢に完全にケンカを売ってしまします(笑)
自分をアピールしたいのはわかりますがしっかりと状況を判断してから渡しましょう。
指名を貰っているキャバ嬢のプライベートな話題は避ける
指名を貰っているキャバ嬢がそれぞれお客様にどんな話をしているのかわかりません。
全くおんなじ話をしているとは限りませんよね?
Aさんにはネコを飼っていると言っていてBさんには犬を飼っていると言っていたとして話が食い違った時点で指名を貰っているキャバ嬢の信用度は一気にがた落ちしてしまいます。
ましてやお客様に対して全て本当のことを言っているとも限りません!
なのでもしお客様から指名しているキャバ嬢のことを聞かれたら「あまりプライベートで話したことないからわからない」など極力その話題を回避しましょう!
勝手にドリンクを頼まない
自分の指名しているキャバ嬢以外の女の子以外にお金を使いたくないというお客様は皆さんが思っている以上に多いのが現実です。
いくらお酒が好きでも、のどが渇いていても自分からドリンクを頼むのはNGです。
ましてや確認も取らず勝手に頼むなど言語道断。
普通に怒られます(笑)
お客様のお財布事情などもあるのでしっかり了承を得てから頼みましょう♫
人気キャバ嬢が気を付ける会話のマナー

人気キャバ嬢はみんな最低限のマナーを守って会話しています。
慣れれば当たり前になるので覚えておきましょう♪
お客様の仕事の話は自分から降らない
仕事を忘れて今を楽しみに来ているのにお客様に対して仕事の話を振り、仕事のことを思い出させてしまった。そんな状況は好ましくありません。
新規のお客様の席でよくあることですが会話に困ってとりあえず仕事の話をするというのを見かけますがナンセンスです。
仕事柄あまり身分を明かしたくないという方もいるという事を覚えておきましょう。
宗教、政治、野球、の話では自分の意見を言わない
考え方や宗教の違いは人それぞれあります。
それが原因で世界中で争いが起きているように意見を言う事で対立してしまうなんてこともあります。
野球などは特に熱狂的なファンが多かったり
観光できている方もいるのであまり深い話はしない方がいいでしょう。
「あんまり詳しくなんでわからないんですよ~」と濁してはっきりした意見を言ってかわしましょう!
他のお客様や他のキャバ嬢の悪口を言わない
これは当たり前ですが結構いるのが事実です。
お客様もわざわざお金を払って悪口は聞きたくないですよね。
人によっては自分も言われているかもと思ってしまったりお店全体の空気が悪くなりかねないのでやめましょう!
お客様の話をさえぎらない
お客さまが楽しく話しているのに割って入って自分の話に変えてしまうのはNGです。
お客様は自分の話を聞いてほしいと思っている人が多いです。
売れるキャバ嬢に共通して言えるのは聞き上手と言われています。
これはただ話を聞くのが上手いというわけではなくお客様から話を引き出すのが上手いという事です!
お客様の話を最後までよく聞きしっかりリアクションを取りお客様が話していて気持ちのいい聞き役になり切りましょう♫
暗い話は避ける
キャバクラはお客様がお金を払い、非日常を楽しんで頂く場所です。
なので、お客様の悩みを聞いたりするのは構いませんが自分から暗い話題を持ち出すのは極力避けましょう。
まとめ

今回はキャバ嬢のマナーについて一般的な常識から暗黙の了解まで深掘りしてみました。
しっかりと意識していけば当たり前になるので未経験の場合はしっかりと意識して接客していきましょう!
目につかないような些細なことでも、見ているお客様は見ています。
わからないことはすぐボーイさんやキャストの方に聞き日々の成長を感じ、お客様とよりよい関係で仕事をしていきましょう♫
BANANAではエージェントが面接から入店、退店まで女性とお店の間に入り常にサポートいたします。
エージェントはナイトワークのプロフェッショナルのみを採用しておりますのでお悩みやわからないことがありましたらエージェントまでご相談ください♫

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